第2次世界大戦中に日本に連れてこられ、強制労働させられたとして韓国人4人が新日鉄住金に損害賠償を求めた訴訟の差し戻し裁判で、韓国大法院(最高裁)は30日、同社の上告を退け、4人それぞれに請求全額の1億ウォン(約1000万円)ずつ支払う判決が確定しました。このことが今後、日韓関係に暗い影を落とす可能性が出てきました。
日本政府は元徴用工の請求権問題は1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場を貫く構えですが、多くの日本国民も強い不快感を持ったと思います。自由と民主主義の価値観を共有できない中国の覇権主義や暴発の恐れのある独裁国家北朝鮮に立ち向かう意味でも、日米韓の緊密な関係が求められる状況の中、韓国自らが日本との関係悪化に熱心なことに納得する日本人はいないでしょう。
日本政府は元徴用工の請求権問題は1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場を貫く構えですが、多くの日本国民も強い不快感を持ったと思います。自由と民主主義の価値観を共有できない中国の覇権主義や暴発の恐れのある独裁国家北朝鮮に立ち向かう意味でも、日米韓の緊密な関係が求められる状況の中、韓国自らが日本との関係悪化に熱心なことに納得する日本人はいないでしょう。
人類歴史から、われわれは「深刻な対立や分裂が滅亡をもたらす」という法則を学んでいるはずです。逆にいえば、多くの困難を乗り越えて一つになることが発展の要といえます。その意味で韓国はいつも一体化を妨げる難題を持ち出し、発展を妨げるパターンが定着しているように見えます。
縁あって、1980年代から何度も韓国取材し、進出した日系企業の人材育成支援を行い、世界中のビジネスの現場で韓国人と接触する機会を持っている私としては、彼らの価値観に「許し」の文字がなく、日本人以上に甘えの精神構造があるという印象を持っています。
たとえば、フランスは第2次世界大戦で、ナチスドイツに国の半分を支配され、虐殺や文化財の強奪を受け、屈辱的な経験をしました。そのため、私がフランスに移動した1990年代初めは、ナチスドイツの非道を描いた映画やテレビドラマが繰り返しテレビで流されていました。
ところが、そんな時代でもフランスの外交官の中にドイツ人と結婚する例は少なくありませんでした。その外交官の一人に話を聞くと、フランス人の中には感情的にドイツ人を嫌う人がいることは認めつつも「それは過去のことだし、そんな感情を政治に持ち出すことはありえない。何事も許しの精神がなければ関係改善はない」と言い切っていました。
そのことについては、同じドイツの空爆を受けた英国の友人のラテン語教師も「恨みを振りかざすのは野蛮な行為だ。恨みを乗り越えてこそ立派だというのがわれわれの価値観だ」といっています。数年前、英国で娘を殺害された母親が、犯人に重い刑を与えるより、早く更生して社会のために生きてほしいと訴えたことが話題になり、尊敬を集めました。
ローマ・カトリックのフランシスコ法王は、日本よりはるかに信者の多い韓国を訪問したおり、長年の宣教の歴史で得ている韓国の恨の文化を認識した上で、許しの重要性を強調しました。キリスト教の価値観の根幹は「汝の敵を愛せよ」という「許しの精神」です。
韓国の歴史は支配する者に全ての富と権力が集り、あとは奴婢(奴隷)となる歴史を繰り返しており、多くの人々は泣き寝入りするのが彼らの歴史です。黙っていれば、全てを失いかねない環境が育んだ精神に、許しなどある訳がなく、仏教が伝来しても「分をわきまえる」などありえません。
今の韓国人が考える民主主義は、国民感情最優先という民主主義です。フランスのように感情ではドイツ人を嫌っても、それを振りかざす先には泥沼が待っているという良識の考えはありません。社会正義ではなく、日々変化する人間の感情を優先させたら、待っているのは無秩序な社会です。
それと自立した大人が持つべき自己責任という考えがありません。都合の悪いことは人のせいにする責任転嫁を悪いこととは思っていません。そのために嘘をつく、作り話をすることは平気です。これはわがままな甘えた子供に似ています。だから、人の間違いまで自分が背負っていこうなどという考えは微塵もありません。
本来、乗り越えるべき「恨」を弄んでいる状態です。恨は許しの精神なしには乗り越えられず、韓国人は、悪くいえば恨を乗り越える術を知らないといえます。恨は千年万年持つという考えになるわけで、相手を呪い続けることになります。国際法の遵守や賠償金で事を収めるのは非常に困難な国です。
懸念されることは、今の韓国の対日重要決定事項に日韓の分断を狙う北朝鮮工作員が関与している疑いがあることです。私の想像では司法界にもその手が伸びていると思います。文在寅政権誕生でも彼ら工作員の働きが指摘されています。
未来思考の日韓関係の模索は今からも続くと思いますし、経済協力も重要ですが、今後、もし日本企業の韓国からの撤退が次々に起きれば、韓国経済にダメージを与えるだけであり、日韓分断という北朝鮮の思惑通りの展開にもなりかねません。
そのため、解決策の一つとしては、韓国に経済的圧力を強力にかけることです。日本は敗戦以来、圧力外交はほとんどしていません。アメリカや中国はその意味では相手に圧力をかけて結果を得る手法が一般的です。今は韓国に圧力をかけることで様子を見た方が結果に繋がる可能性があります。圧力をかけられた韓国が北朝鮮や中国に逃げ込めば、アメリカが黙っていないでしょう。
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たとえば、フランスは第2次世界大戦で、ナチスドイツに国の半分を支配され、虐殺や文化財の強奪を受け、屈辱的な経験をしました。そのため、私がフランスに移動した1990年代初めは、ナチスドイツの非道を描いた映画やテレビドラマが繰り返しテレビで流されていました。
ところが、そんな時代でもフランスの外交官の中にドイツ人と結婚する例は少なくありませんでした。その外交官の一人に話を聞くと、フランス人の中には感情的にドイツ人を嫌う人がいることは認めつつも「それは過去のことだし、そんな感情を政治に持ち出すことはありえない。何事も許しの精神がなければ関係改善はない」と言い切っていました。
そのことについては、同じドイツの空爆を受けた英国の友人のラテン語教師も「恨みを振りかざすのは野蛮な行為だ。恨みを乗り越えてこそ立派だというのがわれわれの価値観だ」といっています。数年前、英国で娘を殺害された母親が、犯人に重い刑を与えるより、早く更生して社会のために生きてほしいと訴えたことが話題になり、尊敬を集めました。
ローマ・カトリックのフランシスコ法王は、日本よりはるかに信者の多い韓国を訪問したおり、長年の宣教の歴史で得ている韓国の恨の文化を認識した上で、許しの重要性を強調しました。キリスト教の価値観の根幹は「汝の敵を愛せよ」という「許しの精神」です。
韓国の歴史は支配する者に全ての富と権力が集り、あとは奴婢(奴隷)となる歴史を繰り返しており、多くの人々は泣き寝入りするのが彼らの歴史です。黙っていれば、全てを失いかねない環境が育んだ精神に、許しなどある訳がなく、仏教が伝来しても「分をわきまえる」などありえません。
今の韓国人が考える民主主義は、国民感情最優先という民主主義です。フランスのように感情ではドイツ人を嫌っても、それを振りかざす先には泥沼が待っているという良識の考えはありません。社会正義ではなく、日々変化する人間の感情を優先させたら、待っているのは無秩序な社会です。
それと自立した大人が持つべき自己責任という考えがありません。都合の悪いことは人のせいにする責任転嫁を悪いこととは思っていません。そのために嘘をつく、作り話をすることは平気です。これはわがままな甘えた子供に似ています。だから、人の間違いまで自分が背負っていこうなどという考えは微塵もありません。
本来、乗り越えるべき「恨」を弄んでいる状態です。恨は許しの精神なしには乗り越えられず、韓国人は、悪くいえば恨を乗り越える術を知らないといえます。恨は千年万年持つという考えになるわけで、相手を呪い続けることになります。国際法の遵守や賠償金で事を収めるのは非常に困難な国です。
懸念されることは、今の韓国の対日重要決定事項に日韓の分断を狙う北朝鮮工作員が関与している疑いがあることです。私の想像では司法界にもその手が伸びていると思います。文在寅政権誕生でも彼ら工作員の働きが指摘されています。
未来思考の日韓関係の模索は今からも続くと思いますし、経済協力も重要ですが、今後、もし日本企業の韓国からの撤退が次々に起きれば、韓国経済にダメージを与えるだけであり、日韓分断という北朝鮮の思惑通りの展開にもなりかねません。
そのため、解決策の一つとしては、韓国に経済的圧力を強力にかけることです。日本は敗戦以来、圧力外交はほとんどしていません。アメリカや中国はその意味では相手に圧力をかけて結果を得る手法が一般的です。今は韓国に圧力をかけることで様子を見た方が結果に繋がる可能性があります。圧力をかけられた韓国が北朝鮮や中国に逃げ込めば、アメリカが黙っていないでしょう。
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