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サルコジ仏大統領は、今度は政府系ファンドを作り、金融危機から企業を守ろうとしています。まずは、201011日まで、企業が支払う職業税を非課税にすることを明言しました。

 そして、政府系ファンドを作って、企業を支援すると同時に、融資を受けられない企業を救済するため、仲介人を立てる制度を作るとしています。すでに金融機関の貸し渋りは起きており、中小企業の中には人員削減や廃業を追い込まれる企業も現れています。

  左派は早速、この政策を批判し、バリバリの左翼政治家、マルティン・オブリ元労働・雇用相は、「企業だけを助ける、実効性のない政策」と批判しています。しかし、フランスの右派は、英国の労働党より左寄りと言われて長いのですが、サルコジ氏はどうなんでしょうか。彼は単純なドゴール主義の保守的政治家でもなく、米国崇拝の資本主義者でもありません。「努力する者が報われる社会」が彼の公約ですから、そのために政治は何ができるかを模索しているように見えます。

 ブレア英首相、メルケル独首相などEU首脳が、どうこの金融危機を乗り越えるのか、腕前が試されているようです。そういえば、フランスのマスコミは、サルコジ氏の提案で緊急サミットが開催までこぎ着けたと報じていますが、どうなんでしょうか。

  少なくともEUの政治指導者らは、この危機に政治メッセージを流し続けています。このことは重要かと思います